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September 28 ,2022
発売直後のWindowsに、思わぬ不具合や使い勝手の悪い点が残っているのは毎度のことですよね。
これを解消するために提供されるのが「Service Pack」と呼ばれる大型アップデートがいつもありますが、Windows10ではService Packというものはなくなっているようです。
しかし、今月12日に公開されたメジャーアップデートはこれまでのService Packのようなもので、Windowsのビルドを「10240」から「10586」に更新し、さまざまな不具合の修正や機能の追加をしてくれているようです。
『そろそろWindows10にしようかな?』という方も増えているようなので、今回は、このアップデートの中でも、とくに大きな変更点をご紹介です。
Windows10の目玉機能の一つに「Cortana(コルタナ)」という音声認識機能が日本語に対応しました。
これはiOSの「Siri(シリ)」のように音声で端末を操作したり、情報を調べられるというものです。しかし、本機能はWindows10の目玉機能であるにもかかわらず、これまで日本語に対応していませんでした。これが今回のアップデートでようやく対応し、日本語でも利用できるようになりました。
実際にこのCortanaを利用してみると、音声の認識精度は高く、誤認識はほとんどないことない!すごい!
しかし残念なことに、こちらの期待する答えは返ってきません。。。
たとえば、Siriに「ベガルタ仙台の試合結果は?」と尋ねると、Jリーグの試合結果が表示されます。しかしCortanaの場合は仙台市の天気が表示されます。。。
このような問題は今後のアップデートで改善されると思いますが、現段階ではSiriほどのスマートもなく、あえて利用しようというユーザーも少ないでしょう。。。
ストアアプリはこれまでCドライブにしかインストールできず、Cドライブの容量が少ない環境ではつねにアプリサイズに気を配る必要があったのですが、今回のメジャーアップデートでインストール先の変更に対応されました。
空き容量が十分にあるドライブにアプリをインストールできるようになるため、Cドライブの容量を心配する必要がなくなりました。
インストール先の変更は設定の「システム」→「ストレージ」内にある「新しいアプリの保存先」を変更することで可能です。
ストレージ容量が少なく、空き容量の確保に悩まされがちな安価なノートPCやタブレットでは、この設定が必須!
これまでのスタートメニューは1列に中サイズのタイルを3つまでしか配置できなかったのですが、本アップデート適用後は4つまで配置できるように!
小さな変更にではありますが、スタートメニューのカスタマイズ性が向上し、タイルが整理しやすくなったのは好印象です。
なお、タイルを4つ配置するには設定の「パーソナル設定」→「スタート」を開き、「タイル数を増やす」をオンにしておく必要があります。
このほかにも右クリックメニューのデザインや項目が変更されるなど、細々とした変化があります。使い勝手が改善されるのはユーザーにとって一番嬉しいですね。
今回のアップデートにあわせ、マイクロソフトが配布しているWindows10のインストールイメージも最新のものに置き換えられています。
つまり、今後マイクロソフトからインストールイメージをダウンロードしてWindows10を新規インストールすると、今回のアップデートを適用した最新の環境が作れます!
これまでのWindowsは新規インストールの後に大量のアップデートをインストールしなければならなかったのです。PCをリカバリーするときなどは大変面倒な作業でしたが、Windows10はメジャーアップデートごとにインストールイメージが更新されるようなので、この手間が軽減されそうです。
また最新のインストールイメージではWindows7/8/8.1のプロダクトキーでアクティベーションできるようになったため、旧Windowsをインストールしてから10にアップグレードする必要もなくなったようです。
今回のメジャーアップデートはすでにWindows10を導入しているユーザーならすぐにインストールして正解です!
しかしソフトやハードの互換性を重視し、旧Windowsで様子見をしているユーザーはあえてアップグレードする必要はないでしょう。
Windows10は来年の7月28日までは無償アップグレード期間がありますので、まだまだ急ぐ必要もないですね。